2021年8月12日木曜日

コスタリカ Costa Rica


チキンレースとセットコレクション。無敵の人が強い。


<内容物と準備>

タイル


表面は地形(3種類)、裏面は動物写真(6種類)が描かれてます。
この六角形のタイルを六角形に敷き詰めます。


探検者コマ


1人6個。
各自、六角形の各頂点に自分のコマを1個ずつ置いてプレイヤー合同の探検隊を作ります。
黒くて大きいコマは、誰が手番なのかを示すためのものです。

準備完了

<遊び方>

1枚でも多くタイルを集めて、セットコレクションで得点を得るゲームです。

タイルをめくる

手番プレイヤーは、自分の探検者コマがいる探検隊を1つ選び、そこから隣接するタイルをめくっていきます。

1枚目

タイルをめくると、1~2枚の写真が描かれてます。

これをたくさん集めるのがゲームの目的。


3枚目。隣接するタイルをどんどんめくる。

タイルの中には蚊の三角のアイコンが描かれているものがあり、これを手番中に2枚めくってしまうと、バーストとなり強制的に手番が終了します。
(地形によって蚊の出やすさと2枚写真が描かれている率が変わります。)


5枚目。2つ目の蚊のアイコンが登場。

バーストしたら、それまでにめくったタイルを全て受け取り、自分のコマをゲームから除外し、残された探検隊は最後にめくられたタイルのところまで進みます。

手番の青プレイヤーが脱落。


探検を切り上げる

で、実は手番プレイヤーがタイルを1枚めくるたびに、プレイヤー全員(自分を含む)に対して探検を切り上げるかどうかを毎回尋ねます。
時計回り順に1人ずつ訪ねていくので、オリれるのは1人だけです。

緑プレイヤーの手番。5枚めくって蚊が1匹。

で、オリるプレイヤーがいた場合は、そこで手番が終わります。
オリたプレイヤーは、それまでに手番プレイヤーがめくったタイルを全て受け取り、自分の探検者コマをゲームから除外します。
残された探検隊は、最後にめくったタイルのところまで進みます。

黄色が撤退。黄色以外の探検隊は奥地へ進む。

無敵の人

このゲームのポイントは、最後に1人残ったプレイヤーです。
自分はこれを無敵の人と呼んでいます。

黄色が1人だけ残った。無敵の人の誕生。

なぜなら、1人だけ残った場合、他のプレイヤーに途中で手番を止められることなく、好きなだけ(蚊が2枚出るまで)タイルをめくることができるからです。
まさに無敵。
めくりほうだい。

メリットはそれだけではなく、当然、どこをめくるかも自由なので、他の探検隊を孤立させることもできます。むしろそれが最大のメリット。

黄色に荒らされた跡

こんな感じで荒らされてしまうと、この探検隊はわずか2枚を4人で奪い合う羽目になります。

全ての探検隊でタイルがもうそれ以上取れなくなったらゲーム終了で、タイルの種類ごとに枚数で得点、また全種類揃えるとボーナスが入り、一番店の多い人の勝ち。


<感想😆>

先ほどの無敵の人の例でいうと、黄色と一緒に誰か1人でも探検隊に同行してたなら、そうなる前にオリて探検隊を止め、逆に黄色1人となった探検隊の周りのタイルを別の探検隊を使って取り去ることができます。しかし自分が先に降りるとそれはそれで損な役回りだったりするわけで、この辺のせめぎあいが熱い!

…熱いんですが、なかなか初回プレイだとその辺の勘所に気付きにくく、みんなサササッと適当なところでオリて、特に盛り上がるところもなく、なんとなくゲームが終わってしまう可能性が高いのが残念です。

うっかり無敵の人の爆走を許した日には、ギャーギャー言いながら見守るしかできない屈辱。それが分かると、無敵の人をどう目指すか、どう止めるか、止めさせるかのヒリヒリヒーヒーした醜い争いが楽しめますのですが…。

1回やったけど、特に印象無いなぁ・・・って人は、無敵の人プレイを目指して、2~3回やってみてください。