2021年8月9日月曜日

グリュックス Glüx


キレッキレの陣取りゲーム

<内容物と準備>

チップ


1~6のチップで、ダイスのように1と6、2と5、3と4が裏表になっています。

それぞれ8枚ずつ。これが4色(4人分)

四角いのは得点マーカーとスタートタイル



袋が4枚。各自、自分のチップを全て自分の袋に入れます。


ボード


3~4人用の面。裏面は2人専用になってます。

角にスタートタイルを置き、袋からチップを1枚引いて好きな面を上にして、スタートタイルの上に重ねます。


<遊び方>

陣取りです。ボードにチップを置いていき、最終的にボードの明るいエリアごとに、チップの目の合計が多い人が得点します。

手番になったら、袋から1枚引いてボードに配置するわけですが、既にボード上にある自分のチップから、その目のマスだけ離れたところに置きます。


例えば、上の写真では赤の手番ですが、角に5の目が置いてあるので、そこから縦か横に5マス離れたところに袋から引いたチップを置きます。


こんな感じ。3の面を上にしてますが、もちろん、ウラ側の4の面を上にするのも自由。
次はこの3を起点にしても良いし、5を起点にしても良いです。

重ね置き

置こうとする場所に他のチップがあれば、重ねてしまうこともできます。


この場合、黄色1の下の緑のチップは無効化されます。
2枚重ねて置かれているマスにはそれ以上チップを重ねることはできないので、戦略として自分のチップに重ねるのもありです。

あと、置こうとするマスと起点となるチップの間は、何もチップが無いことが条件です。

先ほどの上の写真だと、紫2は右上の黄色1まで2マスですが、間に黄色3があるので、紫2を起点にして黄色1に重ねることはできません。これは自分のチップが間にあってもダメです。


ゲーム終了


とまあ、そんな感じでゲームを進めて、全員のチップが尽きたらゲーム終了。

エリアごとにチップの目を比べて、1位(達)と2位(達:ただし1位が単独)に得点が入ります。


<拡張>

別売りのミニ拡張で、「0/7」と「ナナメ1/6」の2枚のチップがあります。



「0/7」

このチップを起点にした場合は、0マスか7マス先に置きます。

0マスというのは、要するにチップを重ねるということです。

元の起点が潰される恐れがある時くらいかな使えるのは。


「ナナメ1/6」

このチップを起点にした場合は、縦横に1(または6)マス先ではなく、斜め先に置きます。


<感想😆>

見た目アブストラクトっぽいんですが、袋から引くので息詰まる感じはないです。

小さい目は進まない分、近くに次のチップを置きやすいし、大きい目はその逆。

チップも全員同じで見えているので、カウンティングも入ってきます。

こんな単純なルールなのに、袋引きのドキドキ感と、キレッキレの陣取りの駆け引きが楽しめる名作だと思います。小学生も高学年くらいから行けるんじゃないでしょうか。

直接攻撃の応酬なので苦手な人は苦手かもしれませんが。

拡張は味付け程度ですが、斜めのチップが結構な伏兵として活躍します。