・仕掛けが楽しい単純なすごろく。
・必要スペース:30センチ四方
♟2002推薦リスト
<内容物と準備>
にんじん山
プラスチック製のにんじん山。
テーブル中央に置きます。
左下の麓から山の傾斜に沿って一本道のルートが続き、ゴールはにんじんの上。
ウサギの駒
4色が各4匹。好きな色を選び、スタート地点である麓に置きます。
カード
1~3歩のカードと、にんじんを回すカードの4種類。
シャッフルして伏せて山にします。
準備完了
<遊び方>
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黄色プレイヤーの勝ちの図 |
にんじん山のてっぺんに最初に到着したプレイヤーが勝ちです。
駒は4匹ありますが、とにかく1匹でもゴールさせれば勝ち。
手番のプレイヤーはカードを上から1枚めくり、自分の色のウサギのうち1匹を進めます。
進める歩数はカードにより1~3歩。
前に他のウサギがいれば跳び越えて進みます。【重要】
飛び越えたマスは数えませんので、1のカードでも2歩以上進めることがあります。
穴
道中現れる穴に落ちたウサギはゲームから脱落。
上の写真の状態で1のカードが出るとウサギは落ちてしまいますので、このときは他の3匹のウサギを動かすのが良いでしょう。
穴は通過することはできます。
当然、他のウサギを飛び越すのとは違い、歩数はカウントします。
にんじんカード
にんじんカードが出たら山のにんじんを時計回りに回します。すると、穴が現れて、運の悪いウサギはスポっと落ちてゲームから脱落。
※撮影用にたくさん回してますが、実際はカチッと音がする1回分だけ回します。
全部のマスが落とし穴になるのではなく、穴が空く可能性のあるマスと、安全なマスがありますので、よく観察して場所を憶えると有利になります。
最初に1匹でもゴールさせたプレイヤーの勝ち。
<感想😄>
駒を複数動かす双六というと「ネコとネズミの大レース」が有名ですが、あちらはスタートに留まっていたり進み方が遅いネズミは食べられてしまうので、全部のネズミをまんべんなく動かす必要があって、どう動かすか悩むところがあります。
(盛大に誤解してました。後述の2018.8追記を参照)
裏返せば、小さい子から遊べるゲームと言うことです。さすがに4歳からと謳うだけのことはあります。
余談ですが「ネコとネズミの大レース」も対象年齢は4歳からとなっていますが、上記の理由から4歳が楽しむには少し厳しいゲームです。そちらは5~6歳以上と考えるのが妥当でしょう。
(そんなこと無かったです。後述の2018.8追記を参照。)
多人数で笑いながら楽しみましょう。
(2018.4追記)
BGGのフォーラムでファンによるバリアントルールが提案されていました。
最初に自分のウサギを全部落とした人の勝ち、人参に着いたら負け。
ウサギを狙うワシが上空をグルグル回っているので穴に逃げる、という設定のようです。
(2018.8追記)
盛大に誤解していましたよ、このゲームの遊び方を。
これ、最初のスタート時、駒をどんどん出して遊ぶんですね。
1匹単騎で進んでも、2匹交互に進めても、条件次第では進むスピードは同じなんです。
大げさにドヤ顔して解説するようなものじゃないんですが、文章下手なので順を追って説明。
単純化して、カードが全部「1つ進む」しか無いとして、2人プレイで考えてみます。
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1手目。先手の黄色が1マス目に着地。 |
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2手目。後手のピンクが1マス目の黄色を飛び越え2マス目に着地。 |
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3手目。黄色が2マス目のピンクを飛び越えて3マス目に着地。 これも間違ってはいませんが・・・ |
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3手目は、スタートから新たにウサギを出しても、 1マス目の黄色、2マス目のピンクを飛び越えて3マス目に着地できます。 しかも自分の駒が2つ。穴に落ちるリスクが分散されます。 こっちの方がずっと良いと思いませんか? |
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4手目。3手目と同様、ピンクも新たに出した方が得。 |
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8手目まで。同じ理屈の繰り返しで、こうなりますわな。 |
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9手目。黄色の番。どれを動かしても最前列に行きます。 だったら、最後尾を動かしましょう。 自分の駒を多く前に進めた方が良い気がしませんか? |
実際には、「穴の空くマス」「2~3マス進むカード」「途中で抜け出して飛び越えにくくさせて出し抜きたい」といった要因により、ずっと数珠つなぎにはなりませんが、基本的にはそういうことなんでしょうね。
いやー、面白かったです。ちゃんと理解して遊んだらw
長らく誤解をしておりました。それほど・・・と思ってましたが、売らずにとって置いて良かった。