2016年7月12日火曜日

虹の国 Regenbogen-Land


・プレイヤーが協力して虹のしずくを集める双六。悪い魔法使いより先に全員ゴールすれば勝ち。
・必要スペース:普通のテーブル


<内容物と準備>

ゲームボード


外箱も大きいけど、それに4つ折りで入ってるボードもかなり大きい。
一本道のすごろくで、左上の雨雲がスタート、右上の太陽がゴール。


魔法使いのコマとダイス


虹をバラバラにした悪い魔法使い。(目的不明)
ダイスは「1」と「2」の目と、何も書かれてない面が1つ。


ボードの「悪い魔法使い」の所に置きます。


プレイヤーのコマとダイス


コマは6個あるので、最大6人まで参加できます。
ダイスの目は、普通の1~6。


人数分のコマをスタート地点の雨雲に置きます。
ダイスは最初のプレイヤーが持ちます。


虹のしずく


ガラス製のぷくっと膨らんだおはじきが20個。
赤4つ、青6つ、黄色10個。1つ1つ形が違います。手作り?

ボードには、線が太いマスが20箇所あるので、そのマスにおはじきを置きます。


置く色の指定は無いので、どこにどの色のおはじきを置いても構いません。

準備完了



こんな感じで準備完了です。

<遊び方>

概略

このゲームは、「プレイヤー全員」対「悪い魔法使い」の協力ゲームです。
協力して全ての虹のしずくを集め、悪い魔法使いより先に全員がゴールできれば勝ちとなります。

サイコロと移動

手番になったら、サイコロを振って、出た目の数だけコマを移動します。
自分が動く代わりに、目を誰かにあげて、代わりにその人のコマを動かして貰うこともできます。
(要するに、どのコマを動かしても良いのですが、やはり、自分のコマを決めて遊ぶと感情の入りかたが違います。)

また、ゴールとは逆方向に進むこともできます
つまり、6の目が出たら「6歩進む」か「6歩戻る」ことができます。
なお、目を分割して動くような、例えば6の目で「4歩進んで2歩戻る」的な動きは出来ません。


1マスに2人以上止まることも出来ます。

また、ゴールした後も、まだゴールしてない他のプレイヤーのためにサイコロを振り続けることができます。

赤いマス


「悪い魔法使い」「どろぼう」「魔女」「ヘビ」「クモ」がいる赤い太線のマスにも虹のしずくがあり、回収するためにはマスに止まる必要がありますが、赤いマスに止まったコマは捕まってしまいます


捕まったコマは、マスに書いてある目を出さないと動くことは出来ません
(誰かに目を貰って助けて貰うことも出来ます)

マスの目が出たら、マスにある虹のしずくを取り戻し、また、目の数だけ動けます。
※既に虹のしずくが無くても、赤いマスに止まれば捕まってしまいます。


青いマス


妖精や小動物がいる青い太線のマスに止まったら、そこに置いてある虹のしずくを貰えます。


妖精のマスでは、さらにもう1回プレイヤーのダイスを振ることが出来ます。

虹のしずくを虹に戻す

虹のしずくを取ったら、直ちにボードの虹を戻します。


丸いところへ戻すわけですが、正しい場所に置くにはちょっと気を付けて下さい。
例えば、青いしずくを置く場所は、半円が青の場所ではありません


置いてみると分かりますが、虹が綺麗に繋がりません。
これじゃあ緑の帯も黄色の帯も途切れてます。


青いしずくは虹の青帯の部分に入っているところが白いポイントに置きます。
ボードの黄色が青いしずくに透けて、ちゃんと緑色になって虹が綺麗に繋がります。


全部集めるとこんな感じ。きれいでしょ。
虹を元に戻す使命を果たすために、きちんと並べましょう。


カラスと悪い魔法使い


途中、カラスのマスがあります。
通常の青いマスと同様に虹のしずくを貰えるマスですが、実はこのカラスは悪い魔法使いのスパイ。


一番後方のプレイヤーのコマがカラスのマスに止まるか通り過ぎるかすると、カラスの密告により、悪い魔法使いが動き出します。まず、悪い魔法使いのコマをスタート地点に移動します。


次の番の人からは、自分のダイスを振る際に、悪い魔法使いのダイスも一緒に振らなくてはなりません。ゴールした後も同様です。
(妖精のマスの効果で振るときは悪い魔法使いのダイスは振らなくて良い)


「1」か「2」が出れば、悪い魔法使いもその分進みます。
空白の面が出たらラッキー!その回は魔法使いは進んできません。

悪い魔法使いに追い抜かれたり、同じマスに止まったりしても何も起きませんが、先に太陽にゴールされてしまうと、プレイヤー全員の負けとなります。

ゲームの終わり

全ての虹のしずくを集め、悪い魔法使いより先に全員がゴールできれば勝ちとなります。
なお、ゴールの太陽には、プレイヤーも悪い魔法使いもピッタリ止まる必要があります。
※ピッタリというのは、残り3マスの地点で5の目が出たら、5歩下がるしかないということです。

<感想😊>

かわいい

とりあえず・・・全体的にかわいい。
キラキラのしずくを虹に戻す作業は娘が喜んでやりたがります。
色の足し算で虹が完成していくアイデアが光ります。

歯ごたえアリ

難易度的には、2人で遊ぶと結構歯ごたえがあって、結構ギリギリの勝負だったり、負けちゃうこともあります。

というのも、「ぴったりでないとゴールできない」かつ「途中の折り返しはNG」なので、例えばゴールまで残り4マスの時に5が出たら、5歩後退してゴールから9マスの地点に行ってしまうので、次のターンはゴールに届かない。
下手すると、ゴールから11~12マスも離れたヘビの赤いマスに捕まってしまいます。
(そういうわけで、ゴール1歩手前のクモの赤いマスは実は救済で、1の目で脱出&ゴールという仕組み。)
そうやってチンタラしている間に、虹のしずくを集め終わった時にはまだ半分も進んでなかった悪い魔法使いがジリジリ距離を詰めてきて、「うぎゃー!」ってなります。

終盤のあせりが楽しくて、娘と2人、ギャーギャーいいながら遊びました。

助けたり助けられたりが楽しい

自分が赤いマスに捕まったりすると、パパを助けるシチュエーションとか普段の生活では無いので、頑張ってダイスを振ってくれたりして楽しいです。

「誰がどのコマを動かしても良い」と方式でも遊びましたが、やはりここはルールに則り、自分のコマを決めて、動かすのは自分だけにすると感情移入が捗って協力ゲームの雰囲気が盛り上がるようです。