カササギが宝物を盗んでしまった!王国中を見渡せる高い塔の上から探し出せ!
<内容物と準備>
ダイスとチップ
チップは各自、自分の色を決めてその4枚を持ちます。
カード
オモテ面は宝物。宝物はペアになってる。数字はヴァリアントで使うのでとりあえず無視。
カードは32枚あるので、描かれてる宝物は16種類。
ウラ面は2~12の数字が全て書かれた塔。もちろん裏面の柄は全部同じ。
シャッフルして、ウラ向きのまま4枚並べます。
残りはこのラウンドでは使わないので山札にして脇に置いておく。
<遊び方>
手番は時計回りに進行します。
手番になったらダイスを2個とも振ります。
そして、カードを1枚選び、ダイスの合計値に対応した数字の上に自分のチップを1枚乗せる。
左から2番目のカードを選んで、4の上にチップを乗せた |
そしたら次の人の番。
他人のチップは置いてあっても構わない。同じ数字に既に他人のチップが置いてあれば、その上に重ねて置く。
得点計算
左から、黄色、赤、黄色、緑の勝利 |
各カードごと、一番大きい数字にチップを置いた人が、そのカードを受け取る。
重なっていれば、上に乗っている方が上位だ。
受け取ったカードは自分だけが見る。
ゲーム終了
最後のカードの分配が終わったらゲーム終了。
ペアの数が多い人の勝ち。タイブレイクは総獲得枚数。
ヴァリアント
カードに描かれた数字(1~8)がここで生きる。
ペアの数ではなく、単純に獲得した全カードの数字を合計して多い人が勝ち、というもの。
それ以外にルールの変更はない。
なお、数字の色はヴァリアントでも関係ない。
何のために分けてあるのか最後まで謎である。
<感想>
推しのハインツ・マイスター作ということで内容もわからず買ってみた。
色々検索してみても殆ど内容が分からない謎ゲームだったが、こうして明らかにできて良かった。最初から日の目を見ることないまま完全に歴史に埋もれた平凡な絶版作品であり、自作できてしまうレベルで詳しく紹介しても最早何も問題なかろう、という勝手な判断で書いてみた。なんなら自作の和訳ルールもアップだ。
遊んではいないが、このブログ用の撮影を兼ねて1人4役で1ゲーム回してみた。
カードが最終的に得点に結びつくかどうかは完全に運なので、勝率を高めるためには、中身が何であろうと1枚でも多く確保するしかないという単純明快な内容。
で、そのカードの確保もダイス目なので運といえば運なのだが、高い位置にチップを置かれたカードはあきらめて、3とか4などが出たときに捨てる用にするとか、そこそこな目が出たときに既に置かれてる枚数から逆転はなさそうなカードに置くとか、一応考えどころっぽいものはあって、結構楽しめると思う。
同作者の「アニマルオリンピック」が「コンプレット」に正当進化してヒットしたように(雑に言うと、アニマル~は「入れ替え」がないコンプレットのようです。)、この作品もそういう種みたいな雰囲気は感じるのだが…