ヒマなので積みゲーでも紹介してみる。
作者:Wolfgang Panning
中身は手札マネージメントとギャンブル(という名の心理戦)である。なんと作者はかの有名なアルハンブラ・・・の拡張セットの作者の一人として名を連ねている。
(BGGリンク)
テーマ
ボクシングのマネージャーとなり、手駒のボクサー2名を使って興業収入を得る。さらに、マネージャーには裏の顔、つまりボクシング賭博があり、時には自身のボクサーの負けに大金を張ることすら厭わない金の亡者である。
というわけで、ゲーム終了時に最も稼いだ奴の勝利となる。
遊び方
手番プレイヤーのボクサーと、手番プレイヤーの指名するボクサーが対戦する。各プレイヤー2人(上段/下段)のボクサーを持つ。 1人のボクサーに対して3枚のカードがあり、ランクを示す。 最初は「プロ」。勝てば「チャンピョン」、負ければ「アマ」である。 |
試合
試合自体は簡単で、同じ手札のセットを持っているので、そこから3枚選び、その中から同時に1枚づつ出して大きい数字を出した方が相手にダメージを与える。5種類12枚のカード。最弱の1は最強の5に勝つ。 |
負けた方は、自身のボクサーのコマを、スタート位置からリング中央の「KO」のマスへ受けたダメージ分だけ近づける。(数字の差がダメージ)
スタート位置はプロならKOから遠く、アマならKOに近い(ヴァリアント) |
これを繰り返して、どちらかがKOになるか、カードが無くなれば判定で勝敗を決める。
なお、カードは使いきりだ。
ボクシング賭博
こちらがこのゲームのメイン。試合に先立ち、結果を予想して手持ちのお金を張るのだ。
賭けボード。2倍賭け、KO勝ち賭けも可能。 |
試合に出ないプレイヤーだけでなく、ボクサーを送り込むプレイヤーも含めた全員が賭ける。
赤ボクサーが勝つか、青ボクサーが勝つか、彼らの手札には何が残っているのか、試合に出るプレイヤーが自身のボクサーが負ける方に賭けているのはブラフなのか手札が悪いのか、いろいろ想像をめぐらして賭ける。
精算
全員張り終わったら、前述の試合を行い、賭けの精算をする。ちなみに試合に負けても興業収入は得られる。もちろん勝てばより多く貰える。
また、勝ったボクサーはランクが上がり、次回の興行収入が増える。
負けた方はその逆だ。しかもKO負けしたら引退となる。
ゲームは試合のマッチングが不可能になったら終了。
手駒の2人のボクサーが引退しても賭けはできるため、脱落はない。
積んでる経緯
このサイトを見て面白そうだと思ってポチり、そのまま積んでいる。ちなみに、以前、積みゲー崩そう会に持ち込んだこともあり、ルール概略を読んだ方々にも「面白そう」という好感触だったが、タイミング合わず、惜しくも崩すまでには至らなかったという鉄壁の防御を誇るゲームである。
BGG https://boardgamegeek.com/boardgame/2304/knock-out