同名のグリム童話をテーマにしたほぼ運ゲーム。
童話のあらすじ
元の話を知らないので、絵本も買ってみた。
奉公人のハンスは故郷へ帰ることにして、親方から退職金の金塊をもらう。
道すがら、馬を引いた人に出会い、重たい金塊を運ぶより、馬に乗った方が速く帰れて良かろうと思い、金塊を馬に交換する。ところが馬が暴れて上手く乗れずに難儀していたところ、雌牛を引いた人に出会い、暴れないし乳も飲めるからそちらが良かろうと、また交換する。こうして馬は雌牛に、雌牛はブタに、ブタはアヒルに、アヒルは砥石に、最後に砥石を井戸に落としてしまい、手ぶらで家に着く。ハンスは重荷から解放されて幸せでした。
・・・という話だ。ちょっとハンスには共感できないw
わらしべ長者に似てるが、どんどん物々交換が進み、しかもショボくなるのが面白ポイントかな。
この絵本は、文がページの下端に1行、ちょうど新幹線のテロップのように(もう廃止されたが)ページまたぎで流れるように書かれているところが、次々と物々交換が進む様子と相まって面白い。
話が分かったところで、ゲームの方。
遊び方
金塊、馬、豚、アヒルの順にタイルの山を並べる。
最初に金塊を規定個数持ったら、手番プレイヤーは赤青2個のダイスを振る。
赤は大きい目、青は小さい目が出る。
で、赤い目の枚数のタイルを払って、青い目の枚数の1段階上のタイルと交換する。
例えば赤2青1と出たら、金塊2枚と馬1枚を交換する。
レートが割に合わないと思ったら、交換をせずに金塊をもらう。
馬があればブタと交換できる。ブタがあればアヒル、アヒルがあれば幸せの象徴・四つ葉のクローバーのコマと交換してゲームに勝利する。
感想😏
ルールを見て分かるとおり、ほぼ運のゲーム。
ほぼ運なのだが、一直線にアヒルを目指しても枚数が足りずに先に進めなかったりする。
急いで交換しまくってると、どうしてもそれぞれのタイルの枚数は少なくなるので、4対3とか好レートが出ても、4枚も同じタイルなど持っていないので交換できないのだ。
そうこうしているうちに、レートをよく見て効率の良い交換を繰り返した方が追い付いたりする。そんなわけで、意外におや?これは・・・と思う場面が無いわけでもないが、まあでも運。スルッと交換できて勝つこともできる。その辺の塩梅が良い感じだと思う。