2017年1月21日土曜日

カルテット quartette


・手札を揃えて4枚の組(カルテット)をたくさん作る

<内容物と準備>


4枚ひと組のカードが9組(9色)あります。
昔からあるゲームで、色んなメーカーから出されています。
家にあるのはユニセフが恐らく広報用に作ったものです。

ものによって10組だったりと適当ですが、4枚ひと組は共通です。
トランプでも代用できますので、その場合は、同じ数字をひと組として揃えるゲームとして解釈して下さい。

これらのカードをよく混ぜて、全て、各プレイヤーに配りきります。
スタートプレイヤーを決めたら準備完了。

<遊び方>

3人以上で遊びます。
手番のプレイヤーは、他のプレイヤー1人(誰でも良い)を名指しして自分が欲しいカードを持っているかどうか聞きます。

例えば、「”伊藤さん”、”ピンク色”の”赤ちゃん”持ってますか?」のように。
「ピンク色の4枚のうち、どれか1枚持ってますか?」のような曖昧な聞き方はNGです。

聞かれた伊藤さんは、そのカードを持っていれば正直に差し出します。嘘は禁止です。
カードを貰えたら、手番のプレイヤーは続けて聞くことができます。
伊藤さんに続けて聞いても良いし、他のプレイヤーに聞いても構いません。

当たって貰ったカードで同色の4枚ひと組が揃ったら、手札から外して公開します。
(当てているので、その後も引き続き別の人に聞くことができます)

持っていなければ「持っていません」と答えて手番は時計回りに次のプレイヤーに移ります。

また、自分が持っていない色は聞くことができません。(重要)

<感想😉>

子供用ゲームは主に娘と2人きりで過ごしてるときに遊ぶ為に買ってるので、この3人以上用のゲームは買ったあと奥にしまったまま忘れてました。
(リサイクルショップで100円だったので、どんなゲームかわからないまま買ったのだ。)
そしたら、娘が見付けてどうしても遊びたいというので2人用ルールを適当に考案して遊んだ。

変更点
・3人で遊ぶものとして配り、使わない1人分は伏せて山札にする。
・1枚も取れずに手番が終わったら山札から1枚取る。
・手番で相手に聞く代わりに山札から2枚取ってもよい。(大人の自分はハンデとして1枚)

5秒で考えたものなのだが、割に遊べた。
まあ本当に2人から遊べるなら今こうして3人用古典ゲームとして残ってないのであるが、とりあえず娘には好評だ。

絵柄が可愛いのと揃える楽しさに救われてます。
4歳から遊べるとあるが、「誰が誰にどのカードを聞いた」という情報を整理していかないと上手にそろえれないので、実際遊べるのはもっと上の年齢になるでしょう。多分5歳でも厳しい。
放置していた理由はこの辺りにもある。

こうして2人で遊ぶ分にはそこまで推理力は必要ないけど。
でも、そろそろ遊べそうな雰囲気はあるので、3人以上で遊ぶ機会があれば取り出してみようかな。


(2017.1追記)

娘とゲームしてたらめずらしく妻が参加してきたので、3人でカルテットを遊んでみた。
やっぱり正規ルールの方が楽しいですね。
意地悪な質問(自分の持ってるカードをあえて聞く)は封印。

3枚まで揃ったのに4枚目を外したら、1枚持ってる人が3枚取れるの確定とか、その辺が娘はちょっと理解が追いつかなかい場面があったようで負けてました。
ゲーム終わって振り返れば言えるけど、ゲームしてる最中に、足りない点を見付けて適格にアドバイスするのって難しい・・・次やるときまで憶えてるかな。

まあでも全体的にはルールも戦略も概ね理解して遊べてたようで良かった。
人数が3人というのも良かった。4人5人と増えるにつれて憶える情報が増えるので。
ルール通りに遊ぶってだけなら4歳でも全然行けると思います。


(2017.2追記)

手持ちのユニセフカルテットにはちょっと難点があった。
サイズが大きいのと、裏面がピカピカで重ねて持つときに表面の色が反射してしまう(角度によってはじっくり見るとわかっちゃう)。
特に後者は致命的なので、ちゃんとしたものを買った。


ドイツのNSVという会社が出しているメルヘンテーマのカルテット。百町森で380円。
大きさは普通のトランプサイズだ。


綺麗な絵柄で8つのお話があり、4枚揃うと1つのお話が完成するようになっていて、眺めているだけでも楽しい。トランプでも遊べるが、専用のカードの良さがここにある。
左上にはお話の進む順に1~4の数字があり、一部少し見分けにくいが8色に色分けもされている。
また、右上にはタイトルを示すアイコンが数字の数だけ表示されている。
アイコンが右揃えなのが惜しい。(扇状に手に持つと隠れてしまう)

下はドイツ語でタイトルとあらすじが書かれている。読めないけど。
収録されている話は、赤ずきん、白雪姫、眠れる森の美女、シンデレラ、長ぐつをはいたネコ、7匹の子ヤギ、ヘンゼルとグレーテル、ゆうかんな仕立屋さん。


余談であるが、恥ずかしながら「長靴をはいたネコ」はタイトルしか知らないのです。


「ゆうかんな仕立屋さん」に至ってはタイトルを聞くのも初めて。
ドイツではメジャーなのかもしれないが、日本語で検索してもごく簡単なあらすじしかヒットしないので、「長ぐつをはいたネコ」と併せて絵本を買うことにした。


はい。長靴を履いたネコの方は知ってる人の方が多そうなので、こちらを紹介。
カードの部分のあらすじを述べると、概ね次のような感じ。

(1)ちびの仕立屋がジャムをつけたパンを脇に仕事をしていたら、ハエがたくさん集ってきたので叩いたら1撃で7匹殺した。仕立屋「俺ツエ-!仕立屋やってる場合じゃねえ!世界を獲るぜ!」

(2)「1撃7殺」を触れ回ってると、王様「じゃあ極悪巨人コンビ殺したら姫と国の半分やるわ。」
仕立屋は木に登って隠れ、眠ってる巨人Aに石を投げる。
巨人A「何すんだよ巨人B」
巨人B「知らねーよ」
巨人A「・・・ッチ」
そしてまた2人とも寝る。仕立屋、今度は巨人Bに石投げる。
巨人B「知らねーって言っただろーが!」
巨人A「ハァ?何もしてねーよ」
巨人B「・・・糞が」
そしてまた2人とも寝る。仕立屋、再び巨人Aに石投げる。
巨人A「くぁwせdrftgyふじこlp」
殴り合って2人とも死ぬ。


(3)王様「マジかよあいつ・・・やばい約束しちまったな・・・そうだ!一角獣捕まえたら今度こそ姫と国やるわ。」 一角獣突っ込んでくる→仕立屋は素早く木の陰に身を隠した!→角が木に刺さった。→確保

(4)王様「あ、はい。じゃあ暴れイノシシもお願いします。」
仕立屋「だんだん敵がしょぼくなってね?」
イノシシやってくる→礼拝堂に逃げて窓から出てドア閉めて捕まえる。

カードに描かれた以外もいろいろトンチでのし上がったエピソードがあって、最終的には姫と王国ゲット。そんな話でした。結構面白い。1撃7殺!

百町森で購入)

(2017.5追記)


「カルテットこども編」を購入。
上記のメルヘン編と同じメーカーの別バージョンで値段も同じ。



テーマは「清潔にしよう」「気を付けて遊ぼう」「良い飲物」「病気の話」
「歯磨き」「外遊びと服装」「食事」「薬」の8つ。
(名称は勝手につけました)
内容としては、ちょっと道徳的?な感じ。


これは食事の4枚。野菜を食べようとか、ミルクを飲もうとかそんな感じのことがカードの下に書いてある。
この遊びを通じて小さな子供に生活習慣を身につけて貰おうという魂胆のようだが、生憎ドイツ語で書かれているので、ただ可愛いイラストというだけである。


このカルテットカードの良いところは、このように扇状に持つとアイコンと数字がしっかり認識できるレイアウトになっていることだ。
これで3つ目のカルテットだが、現状、コイツが一番遊びやすい。

・メルヘン編は左上に色分けした数字だが、一部、色の見分けがつきにくく、アイコンは扇形に持つと隠れてしまう。
・ユニセフ版はカード全体がくっきり色分けされていて非常に見やすいが、アイコンや数字の類が無く、下に他の同色カードの図柄があるだけなので、一発で伝わらないことがある。あとデカすぎるのと反射が。
・こども編も、「薬」と「薬箱」のアイコンが意味的に被っているのと、色分けが甘いので、この点が惜しい。

(2018.10追記)


上述のNSVから出ていた「こども編」が紙パッケージになったものが、リサイクルショップで300円で売られていたので買ってみた。
中身は上述のものと全く一緒だが、以前と違うのは説明書やパッケージ。
パッケージ裏面のQRコードを読み取ると全カードのPDFがダウンロードできるというビックリ仕様。
取説には、印刷して神経衰弱ゲームとして遊んでくれと書いてあった。
ウチには2セットあるので印刷するまでもないがw


もっとビックリしたのは、NSVによる2人用ルールが付属していた事。
・最初に8枚ずつ配る
・残りは伏せた山札にする。
・もし尋ねたカードを相手が持っていなかったら、山札から1枚引く。

前に自分で考えた2人用ルールよりさっぱりとしている。

百町森で購入。紙パッケージの「こども編」のみエーツーで購入。)